2002年1月13日(日)


大倉山第2戦・STVカップジャンプ、原田選手が141mのバッケンレコード
今日は大倉山3連戦の第2戦、インターコンチネンタルカップ兼STVカップが行われました。
朝の天気は薄日が差すまずまずの天気。予選は70m付近の上で見ていました。そこからのジャンプ観戦は、登るまでがめちゃくちゃ大変ですが、見ごたえは最高ですね。その予選のときは、昨日優勝したハポネン選手が風にも乗って、138mの大ジャンプ。日本選手では岡部選手が昨日の予選でも見せた大ジャンプの133m。原田選手も122.5mのK点超えジャンプでした。
予選が終わり、急いで下まで降り、ラーメンを食べました(^^;。
1本目がスタート。今日ももちろん、全選手の名前を連呼しての応援です(^^)。昨日と違い、いい向かい風が吹く「ジャンプ日和」。まずは51番の岡部選手が最初のK点超えジャンプの125m。予選に続いていいジャンプでした。そのあともK点超えジャンプが多く見られ、55番坂野選手は128.5mと会心のジャンプでトップに立つ。72番のシュウォール選手(アメリカ)が134.5mの大ジャンプでトップはトミー選手になるも、坂野選手は2位をキープ。80番の東輝選手は坂野選手と同じ128.5mとK点を超えるすばらしいジャンプ。得点も坂野選手と同点の2位タイ。しかし、昨日優勝のハポネン選手(フィンランド)が129.5mでシュウォール選手に続く2位のジャンプ。坂野選手と東選手が3位で1本目終了。岡部選手は7位。原田選手は前の選手の転倒で、せっかくのいい風だった状態もおさまってしまい、118mどまりの12位でした。
2本目がスタート。選手によっていい風のときもあれば無風になったり、風が舞うときもある気まぐれな風向きに。そして、1本目12位、40番スタートの原田選手のとき、絶好の向かい風でスタート。K点付近で見ていて、原田選手が見えたときにはかなり高い位置。そのまま、高い位置をキープして、K点をはるかに超えるジャンプで、140m付近に着地。見ていて、原田選手自身の持つ140.5mのバッケンレコード更新を確信。記録は141mとバッケンレコード更新!斜度がかなりゆるやかになっているところなので、着地するので精一杯。テレマークは当然無理。でも、原田選手だからこそ着地できたと言っていいですね。
しかし、勝負の方は原田選手の1本目がトップと16.5m、31.2点差だったので、上位が130m以上飛ぶと原田選手を抜くことは可能な状況。そして、1本目7位の岡部選手は1本目よりさらにすばらしいジャンプで、予選と同じ133mのスーパージャンプ。原田選手を抜いて、この時点でトップに。最後から4番目の東選手のときはいい向かい風はもらえず、117mどまりでこの時点で岡部選手、原田選手に続く3位に後退。坂野選手のときは風がほとんど無くなり、105.5mに終わり、表彰台を逃す。そのあとのハポネン選手のときには、強い向かい風に。これは、実力者だけがもらえる運の風なのか…。その風を生かして、134mまで伸ばし、岡部選手を抜いてトップに。最後に飛ぶシュウォール選手が勝つためには、130m以上が必要。しかし、2本目のジャンプはK点に届かない118.5m。この時点で、17歳の学生、ハポネン選手の2連戦2連勝が決まりました。岡部選手が2位。バッケンをつくった原田選手は3位。1本目トップのシュウォール選手4位。東輝選手は5位に終わりました。
表彰式の前、前に原田選手がバッケンをつくったときの看板を撮影。それにしても140m過ぎの斜面角度はあまりないですよね。原田選手が降りたときの衝撃はすごかったことでしょう。

試合終了後の表彰式を遠い位置で撮影。そして、原田選手がバッケンレコードをマークしたので、「特製金メダル」(紙製???)を渡され、それを持って観客に笑顔で応えてました。

第41回STVカップ国際スキー・ジャンプ競技大会
兼FISコンチネンタルカップジャンプ大会2002(2002.1.13・大倉山)[敬称略]


選手名 所属 1本目 2本目 合計
得点
距離 得点 距離 得点
1 84 ヤンネ・パホネン フィンランド 129.5 132.6 2 134.0 141.2 2 273.8
2 51 岡部孝信 雪印乳業 125.0 126.0 7 133.0 139.9 3 265.9
3 61 原田雅彦 雪印乳業 118.0 111.9 12 141.0 148.8 1 260.7
4 72 トミー・シュウォール アメリカ 134.5 143.1 1 118.5 112.8 4 255.9
5 80 東輝 日本空調サービス 128.5 132.3 3 117.0 109.1 6 241.4
6 59 上野真吾 NTT東日本 125.0 124.0 8 115.0 105.5 7 229.5
7 81 アイゲントラー・マルクス オーストリア 119.5 115.1 11 118.5 112.3 5 227.4
8 55 坂野幸夫 雪印乳業 128.5 132.3 3 105.5 86.4 17 218.7
9 58 齊藤慎一郎 東京美装 119.5 115.6 10 112.0 100.1 8 215.7
10 69 バーター・フェルディナンド ドイツ 127.0 127.6 6 104.5 83.1 20 210.7

で、友人が買ってきた今日の日刊スポーツ北海道版の紙面で、ジャンプ部長が東輝選手の冬季五輪出場の可能性について、日本のW杯(白馬、札幌)で2連勝しても可能性は無い、という内容のコメントをした記事が載っていました。
ま、いろんな考えや思惑があるのでしょうし、むしろそういう考えは「予想通り」、折り込み済みと言っていいです。しかし、実際にW杯で東輝選手が表彰台に載るようなことがあって、五輪代表に選ばないようなことがあれば、「選考方法に問題有り」とマスコミにたたかれるのは必至です。
今日の5位の結果は多少なりともこれらの外野の話が影響したのかもしれません。でも、こんなことで結果が出なくなるのは、ほんと今までやってきたことが全部水の泡になってしまいます。結果を残すことしか先には進まないので、外野の騒ぎは我関せずということで、自分を見失わないようにジャンプしていってほしいです。
とにかく、五輪に0.01%の出場の可能性を残すには、白馬W杯1本目のジャンプがすべてです。W杯ポイントが0点ですので、最初の方でのジャンプと、五輪代表内定組とはスタート順番がかなり早くなり、風向風速などの条件が変わるため、ここで、何が何でもK点超えの大ジャンプをすることです。それができれば、上位入賞や表彰台も見えてきて、その先に五輪代表が開けてきます。
とにかく、いいジャンプ、悔いの残らないジャンプをなんとかしてほしい。その思いだけですね。(2003.12.7提供)


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