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●日本シリーズ、巨人4連勝で日本一!
プロ野球・日本シリーズ第4戦、西武−巨人戦が西武ドームで行われ、2回表に西武の先発、西口投手から斉藤選手の2ランホームラン、5回裏に2−2の同点とされた直後の6回表にはこの回から登板の松坂投手からまたも斉藤選手(松坂投手と同じ横浜高校出身。斉藤選手が4年先輩)がレフト前タイムリーヒット。そのあと、代打・後藤選手がライトオーバーの2点タイムリー3塁打で5−2と勝負有り。7回表にも清原選手がライト前タイムリーヒットで日本一をほぼ手中に。
そして、9回裏には今シーズン初登板の守護神・河原投手がこの日、一時は同点2ランホームランを打ったエバンス選手を空振りの三振に仕留めてゲームセット。この瞬間、巨人が負け無しの4連勝で2年振り20度目の日本一に輝きました。
この試合も西武にいろんなミスが続出。まずは斉藤選手に打たれた西口投手。西口投手は斉藤選手に打たれるまで、完璧な内容の投球。自分の投球に酔ってしまい、コントロールミスして、斉藤選手に痛打されてしまいました。私はテレビで見ていて、甘い玉がいったら持っていかれるな、と思っていたらそのとおりになってしまいました。どんなに調子が良くても、こういう状況は細心の注意を払っていかないとならないのに、勢いにまかせて失投してしまった…。これで、中盤まで巨人の先発・高橋尚投手が落ち着いて投球することができてしまったわけです。
で、松坂投手が高橋由伸選手、阿部選手へデッドボールで歩かせてしまうのも「ミス」。ヒットではなく、投手の独り相撲で塁を与えてしまうと、守っている野手はしらけてしまいます。
伊原監督はシリーズ制覇するための手段として、松坂投手の活躍抜きにはあり得ないと判断し、第1戦の先発、そして第4戦の同点での場面での中継ぎに登板させたのでしょう。ま、シリーズ制覇できなければ結果的に3勝4敗でも0勝4敗でも同じような気もしますが、少なくとも自分の力を発揮できなければ、負けたショックから立ち直るには相当な時間がかかります。私は結果的に、2000年に2勝4敗で負けたダイエー、2001年に1勝4敗で負けた近鉄がそのあと優勝を逃したのは、日本シリーズで実力を発揮できずに負けたショックがあるからです。つまり、日本シリーズを経験して、かえって自信を失ったわけで、その自信を回復してないんですね。巨人も12年前、西武に0勝4敗で惨敗し、そのあと日本一にはなってはいるものの、本当の自信回復はしてなかった。これで、やっと回復したと言っていいでしょうね。
でも、松坂投手なら今回の失敗を教訓に、さらなる活躍をしてくれるものと思います。伊原監督も松坂投手を出したのは、今年のシリーズだけのことを考えての起用ではなく、来年以降に向けての成長を期待しての起用だったはず。シーズン中には味わえない緊張感、高ぶるムードの日本シリーズを経験することによって、来年以降の活躍を不動のモノにしたい、という気持ちもあったと思います。
巨人については、先発は4人とも7イニング以上を投げて、1失点か2失点。文句のつけようのない結果。打者についても、バッティングについては多少の不振だった選手もいたものの、守り、走りなどトータルでみると、ほとんどの選手が活躍したと言っていいです。出てくる選手がみな活躍するのはすごいの一言。ただ、すごい選手たちが集まっていても、追い込まれればなかなか結果は出ないもの。とにかく、駆け引きにこだわらず、自分のスタイルを貫いて、自分の持ち味を最大限引き出した原監督はすごい、恐るべしですね。
さて、いつの日か、日本シリーズが札幌ドームで行われ、札幌の地で日本ハムが優勝する日が来ることを願いたいですね(^^;(まずは、パ・リーグ制覇ですが)。(2002.10.31提供)
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