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●HTBカップジャンプは宮平選手が圧勝!
今日は今シーズン初の大倉山でのジャンプ大会、HTBカップジャンプ大会(兼コンチネンタルカップ)が行われました。この大会からおとといに帰国したばかりのワールドカップ(W杯)遠征組、船木和喜選手(フィットスキー)、葛西紀明選手(土屋ホーム)、宮平秀治選手(ミズノ)が参戦です。この日は晴天ですが、大倉山特有の向かい風も強くなく、「強いものが勝つ」という状況。
1本目のスタート順番はコンチネンタルカップの2003年合計ポイントランクの逆順のため、昨日欠場の船木、葛西、宮平の3選手は昨日のコンチネンタルカップでポイント獲得(30位以内)した選手より先に飛ぶことになります。
1本目は11時からスタート。今年から中学生でも大倉山での大会出場が「解禁」となり、中学生として最初に試合出場となったのが、1月5日の雪印杯のジュニア部門で優勝した山本健太選手(余市西中)と2位・長南翼選手(朝日中)の2選手。先に長南選手(12番スタート)が飛ぶも、スピードがカンテ(踏み切り地点)で時速88km台と「低速」のため、100mに届かずの89.5m。そして、山本選手(14番スタート)は100mに迫る98.5mまで距離を伸ばし、このあとの選手の記録いかんでは2本目進出となる30位以内に残れる状況。
34番スタートの東輝選手。昨日の大会は60mの失敗ジャンプでまさかの「最下位」(64位)。しかし、ここで世界選手権やW杯出場は決してあきらめるはずはなく、試技でもK点超え。そして、1本目は会心のジャンプの125m。この次は日本ジャンプ陣のトップ3人。船木選手、葛西選手、宮平選手です。まずは船木選手。K点まで来るかな…と思いきや、K点手前で失速の118.5m。次は葛西選手。K点は超えたものの、東選手まではとどかずの124m。得点もこの時点で東選手に続く2位。そして、宮平選手が登場。鋭く伸びていき、あっという間に130mをはるかに超えて、原田選手の持つバッケンレコード(141m)に迫る138m。テレマークも決めて、5人の飛型審判はオール19.5点。得点は150点を超え、150.9点とダントツのトップ。こうなれば、2本目も大ジャンプをして150点をマークし、夢の「300点」(ボウリングではない(^^;)突破を目指してほしいです。
このあとは、昨日のコンチネンタルカップで30位以内となり、ポイント獲得した選手が登場。昨日18位と表彰台に立てなかった原田選手(雪印乳業)はK点どころか100mも届かずの89.5m。2本目に進むことができる1本目30位以内に入るのはほぼ絶望的。
試技のとき131mと素晴らしいジャンプをした岡部選手(雪印乳業)は、80.5mの大失敗ジャンプ。2本目進出ならず…。
1月5日の雪印杯で優勝し、昨日も3位に入った上野選手はほぼ無風状態の「悪条件」の中、111mとまずまずのジャンプ。今日も上位が狙える状況。
昨日5位に入り、今日の1本目は最後から2番目(62番スタート)に飛んだサルミネン・ペッカ選手(フィンランド)は125.5mまで伸ばし、東選手を抜いて2位に食い込む。
1本目が終了し、1位は宮平選手。2位とは25.5点差の大差。よほどの失敗をしない限り、優勝は堅いでしょう。3位に東輝選手が入り、4位葛西選手、5位船木選手、6位高野選手(土屋ホーム)とW杯遠征組が続く展開。
2本目は12時15分からスタート。1本目28位タイだった細山選手(余市高)は制限時間を過ぎてスタートしてしまったため、失格となり、本来31位だった渡瀬裕太選手(雪印乳業)が30位に繰り上がり、最初にスタート。しかし、86mと大失敗ジャンプで2本トータルで100点にも届かず。どんどん2本目のジャンプが行われるも、しばらくは2本トータルの得点が宮平選手の1本目の得点を下回る状態。2本目スタート時から風向きはほとんど無風状態。1本目8位の上野選手も100.5mと100mを超えるのがやっとの状態。残り6人の状況で1位の得点はまだ200点に届かず。
1本目6位の高野選手はK点に迫る117.5mとこの状況の中ではいいジャンプをして、得点も初めて200点突破(214.1点)し、1位に。
1本目5位は船木選手。しかし、K点には届かず115.5m。それでも高野選手の得点を上回り、この時点でトップに立つ。
1本目4位の葛西選手がジャンプ。これまたK点の手前で落ち、114.5m。2本目は船木選手を下回ったものの、1本目は船木選手を10点以上も上回っていたため、この時点で1位を死守。
W杯メンバーの間に割り込んできた、1本目3位の東輝選手は110mを少し超えただけのジャンプ。113.5mと伸びなかったけど、得点は葛西選手を1点上回り、あと2人という状況で1位。表彰台の3位以内を確定させました。
1本目2位のサルミネン・ペッカ選手は2本目初のK点超えジャンプ。126.5mと2本ともK点ジャンプをして、ここまででは文句なしのトップ。
そして、あとは1本目トップの宮平選手を残すのみ。優勝するには115m以上でOKという「楽勝ムード」。しかし、手を抜くことは一切せず、1本目と同じく鋭く伸びていき、これまた130mをはるかに超えて、140m前後の大ジャンプ。距離はバッケンまであと2mの139m。文句なしの完全優勝(1本目、2本目ともトップ。そもそも、130m以上のジャンプをしたのは宮平選手のみ)。テレマークを決めていれば、夢の300点突破でしたが、120mを超えたところで、転倒せずに着地をすれば優勝という状況では、安全に「一足ランディング」をしたため、合計得点は296.6点とわずかのところで届かず。それでも、きちんとしたデータは持っていないものの、大倉山での史上最高得点をマークしたと思います。
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