2003年1月26日(日)


W杯ジャンプ、4年後は日本復活だ!
昨日に引き続き、今日も大倉山ジャンプ場でFISワールドカップ・スキージャンプ第19戦が行われました。

私は昨日夜10時までのジャンプ観戦がたたり、目覚ましをかけても全く起きることができず、起きたのが朝9時。試技開始まであと1時間!急いで支度をして、円山公園駅からはタクシー利用で10時過ぎに大倉山到着。
で、予選が行われ、開催出場枠で参加の日本選手10選手が飛んだものの、雪が激しく降る中のジャンプでスピードも時速85km台になることもあって、飛距離は全く出ず。そういう状況なので、当然キャンセルとなり、予選も中止され、出場60選手が午前11時からの1本目に出場し、上位30人が2本目に進出する方式に変更されました。
1本目スタートのの11時になり、天候も回復し、無事競技開始。最初に登場の日本選手はアプローチスピードが低速に抑えられ、100mにも達しないジャンプ続出。8番スタートの岡部選手(雪印乳業)がかろうじて102mと100mを超えたものの、これでは1本目上位30位に残る可能性はほぼゼロ。
25番スタートで昨日の大会で今シーズンW杯ポイント初GETとなった高野選手(土屋ホーム)は、112mまで伸ばし、今日も1本目30位以内ほぼ確実。2日連続W杯ポイント獲得、そしてノルディック世界選手権の出場もグッと手元に引き寄せました。
31番スタートの東選手(日本空調サービス)は117mとK点近くまで伸ばし、この時点で2位。東選手は白馬から3戦連続でW杯ポイント獲得。そして、1991年以来12年振りのノルディック世界選手権出場もほぼ確実。
44番スタートの船木選手(フィットスキー)は101.5mと2本目進出はほぼ絶望的。白馬、昨日の札幌と2戦連続でW杯ポイントGETしたものの、2本目進出30人のうちの「最下位」30位と不本意な成績でしたが、今日は2本目進出ならずと、トンネル脱出はもうちょっと先のよう。長野で金メダルをとったときの飛び方では全く勝てないという状況は理解しているものの、どうやって飛んだら距離を伸ばせるのか、試行錯誤している状況のように感じました。
48番スタートの葛西選手(土屋ホーム)は108mどまり。1本目30位以内に入るかどうかギリギリのところ。
続く49番スタート、白馬でW杯初優勝、昨日も2位と日本に来て絶好調のナギラー選手(オーストリア)はK点を大きく超す126mまで伸ばし、この時点で2位。ナギラー選手はW杯参戦は先週のポーランドで開催の1月18・19日の2連戦からで、そのときは5位、14位でした。ヨーロッパ勢は次々と新戦力が登場する状況で、日本にとってはうらやましい限り…。
そして50番スタート、今度こそ優勝を期待の宮平選手(ミズノ)は114.5mと失速し、優勝はおろか、表彰台もこの時点でほぼ絶望的に。2週間前の3連勝のときのジャンプを見ている私としては、このジャンプは宮平選手にとっては「失敗ジャンプ」。力が入ってしまったんでしょうか…。
このあとW杯総合ポイント上位選手が登場し、54番スタートのリーグル選手(オーストリア)は127m、55番・ヨケルソイ選手・125.5m、56番・ペテルセン選手(ノルウェー)129m、57番・ペテルカ選手(スロベニア)128m、58番・ヴィドヘルツル選手(オーストリア)130m、59番・マリシュ選手(ポーランド)126m、ラスト60番・アホネン選手122mとアホネン選手だけ伸び悩み。それでもK点超え。それまではみんなコンスタントに125m超えのジャンプ。ほんとにワールドクラスのジャンプを次々と観戦できて最高です。
1本目が終わり、2本目スタート直前に2本目スタートリストをもらい、いつもの応援場所(K点付近真横)に戻ると、FISの関係者が我々応援しているところに来ていました。なにやらホームページでW杯の様子を紹介するとのこと。K点付近で選手の名前を連呼して応援している「札幌ノイズチーム」の、とにかくジャンプをこよなく愛しているリーダーとのツーショットで記念撮影をしてもらいました。たまたま、会場に長野五輪のときに着用していた「ヅラ」が非常に気に入ったらしく、「帽子交換」をして、FISの方はヅラをかぶったまま、ここを立ち去ったのでした(^^)(非常に似合ってます(^^))。ちなみに、ホームページアドレスは以下のとおりです。

www.skispringen.com
http://www.skispringen.com/

結局、2本目へ進出することができた日本選手は上位順に東、宮平、高野、葛西の4選手。船木選手までも2本目に進出することができませんでした。
1本目27位となんとか2本目に進出することができた葛西選手は2本目も107.5mと伸びず。
1本目23位につけた高野選手は102mと距離を伸ばせず、順位を下げる。
1本目「まさかの」16位と出遅れた宮平選手は、K点付近に着地。記録は119.5m。この時点でトップに立つも、宮平選手だからこそ130mを期待していたのですが、結局2日間・4本で3連勝したときの130m超えジャンプは1本も出ずじまい…。ほかの選手が1本目より悪くなっているところ、1本目より距離を伸ばしてきたので、宮平選手のあとに飛ぶ選手は宮平選手のポイントを上回ることができず。残り9人の時点で宮平選手が「6人抜き」となり、依然トップ。
ただし、1本目9位のマリシュ選手からは125mを超えるジャンプで、1本目の宮平選手より10m以上のアドバンテージがあるため、宮平選手の得点を上回るのには110m以上でOK…大失敗さえしなければ、このあと登場の9選手全員、宮平選手の得点を上回ることになり、宮平選手の「10位」がほぼ確定。
マリシュ選手が2本目で初めてK点超えの123mまで距離を伸ばすと、次々とK点超えジャンプを連発。私の予想どおり、みんな宮平選手の得点を上回り、1本目ベスト3の登場を待たずして、宮平選手は6位以内から姿を消してしまう…。
1本目3位のペテルカ選手は126.5mまで距離を伸ばすも、1本目6位で2本目・129.5mまで距離を伸ばしたリーグル選手の得点をわずか0.6点下回り、この時点で2位。
1本目2位のペテルセン選手はこの日の最長不倒、131.5mまで伸ばし、リーグル選手を抜いてトップ。最後に飛ぶヴィドヘルツル選手の結果を待つ。
そして、1本目トップのヴィドヘルツル選手は130m以上でないと優勝できない状況で、130mの手前で着地(写真下)。

この時点で、ペテルセン選手が優勝。昨日のヨケルソイ選手に続き、ノルウェー選手の優勝です。ヴィドヘルツル選手は127mで2位(右の写真・左)。3位はリーグル選手(右の写真・右)。

5位にナギラー選手が入り、オーストリア勢は2・3・5位とほんとに強いです。
ペテルカ選手は4位。W杯総合ポイント2位のマリシュ選手は6位。日本シリーズ3戦は5、6、6位と表彰台まではあと一歩なものの、いずれも6位以内と安定した力を発揮しています。今シーズン18戦ですべてポイント獲得(30位以内)、うち10位以内が15回。大きな失敗が全くないところがいいですね。実は、タクシーで大倉山に向かっていたとき、大倉山から500mくらい離れたところで、マリシュ選手がウォーミングアップとして坂道を走っているところを目撃しました。やはり常にベストをつくそうとする姿勢はさすがです。
日本選手は宮平選手が予想通りの10位。東選手19位、葛西選手22位、高野選手25位で、結果的には「惨敗」でした。
よく、日本に不利なルール改正があっただの、日本に不利な風向きだのという「言い訳」をする方が多いですが、そんなのはわずかながら影響はあっても、しょせん日本が低迷しているのは、いろんな面で劣っているだけの話です。W杯ポイント総合2位のマリシュ選手は日本選手と同じ背丈で、アプローチスピードも時速86〜87km台と早いスピードの選手とは1km以上も遅い中で、トップクラスにいるわけです。日本のトップクラスとは飛距離で10m前後違う状況を見せつけられると、現状のアプローチ低速時代での飛ぶ技術が根本的に「間違っている」と考えていいと思います。昔で言うと、2枚のスキー板が開かない状態(クラシカル)で飛ぶスタイルが当たり前だったのが、今では2枚のスキー板の前を開く「V字スタイル」が当たり前。それと同様なことが、世界レベルと日本でのジャンプ技術にあると言っていいでしょう。ただし、そんなに深刻になる必要もないでしょう。それは、ノルウェー勢の躍進が証明しています。昨年のソルトレークシティー冬季五輪・ジャンプ団体で、日本は3位・スロベニアと20.3点差の5位の「惨敗」でしたが、ノルウェーは日本より135.2点下回る9位と「大惨敗」。それがわずか1年で「大復活」ですから、日本もそういう可能性があるわけです。きっかけさえつかめば、そして若手で大躍進する選手が現れれば、またW杯の表彰台をどんどん賑わすようになるでしょう。ノルウェーは自国で開催した1994年リメハンメル冬季五輪で団体こそメダルを逃したものの、個人ではブレーデセン選手がノーマル金、ラージ銀、オッテセン選手がノーマル銀と3つのメダルを獲得したときが最高潮。しかし、そのあとの長野、ソルトレークシティーの五輪ではメダル獲得できず。それでも、しっかり復活。リメハンメル五輪から実に9年後にやっと復活なわけです。日本も長野五輪で4つのメダル、そして翌年の世界選手権でも5つのメダルと最高潮でしたが、今は低迷。ノルウェーのパターンで言えば、長野五輪から9年後は2007年…あと4年で復活ですよ(^^)。その2007年は札幌でノルディック世界選手権が行われます。日本の復活のときに、ちょうど日本で世界選手権開催…いい巡り合わせですよ…と、いい方向に考えていきましょう(^^;。(2003.1.29提供)

FIS・W杯スキージャンプ第19戦・札幌大会(2003.1.26・札幌大倉山)[敬称略]


選手名 所属 1本目 2本目 合計
得点
距離 得点 距離 得点
1 56 S・ペテルセン ノルウェー 129.0 132.7 131.5 138.7 271.4
2 58 A・ヴィドヘルツル オーストリア 130.0 135.0 127.0 130.6 265.6
3 54 F・リーグル オーストリア 127.0 129.6 129.5 133.1 262.7
4 57 P・ペテルカ スロベニア 128.0 131.9 126.5 130.2 262.1
5 49 C・ナギラー オーストリア 126.0 127.8 127.0 129.1 256.9
6 59 A・マリシュ ポーランド 126.0 126.8 123.0 121.9 248.7
10 50 宮平秀治 日本 114.5 105.6 119.5 116.1 221.7
19 31 東輝 日本 117.0 110.6 103.0 82.9 193.5
22 48 葛西紀明 日本 108.0 93.9 107.5 91.5 185.4
25 25 高野鉄平 日本 111.5 98.7 102.0 80.1 178.8


選手名 所属 1本目
距離 得点
38 44 船木和善 日本 101.5 80.7
39 9 岡部孝信 日本 102.0 79.6
40 3 山田大起 日本 99.5 74.6
44 8 岡村創太 日本 98.0 71.9
46 1 一戸剛 日本 96.5 70.2
49 16 金子祐介 日本 95.5 66.9
50 10 上野真吾 日本 94.5 65.1
53 6 齊藤慎一郎 日本 93.0 61.9
56 4 坂野幸夫 日本 89.5 55.1
57 5 柴田康宏 日本 89.0 53.7
58 7 安崎直幹 日本 88.5 52.8
59 2 湯本史寿 日本 81.0 38.3

FIS・W杯スキージャンプ2002−2003ランキング
選手名 国名 POINT 白馬
1/23
札幌
1/25
札幌
1/26
1 アホネン・J フィンランド 869 6 8 11
2 マリシュ・A ポーランド 817 5 6 6
3 ヴィドヘルツル・A オーストリア 794 8 4 2
15 宮平秀治 日本 317 3 5 10
18 葛西紀明 日本 238 9 10 22
29 船木和善 日本 138 30 30 38
42 東輝 日本 47 12 18 19
50 高野鉄平 日本 21 - 16 25
※−:大会不出場

大阪国際マラソン、野口選手が日本歴代2位!
大阪国際女子マラソンで野口みずき選手(グローバリー)が2時間21分18秒で優勝。この記録は日本選手の国内最高記録、日本歴代2位、世界歴代8位という輝かしい記録です。世界選手権1万メートルで銅メダルを獲得したことのある千葉真子選手(豊田自動織機)が2時間21分43秒で2位、初マラソンの坂本直子選手が2時間21分51秒で3位と上位独占するとともに、3人が2時間21分台というハイレベルなレース。その3人も新鋭(坂本選手)、中堅(野口選手)、ベテラン(千葉選手)と多彩で、改めて日本女子マラソン界の層の厚さを感じたレースでした。
この日はジャンプ観戦のあと、札幌ドームでのコンサドーレ札幌2003キックオフイベントが午後3時から行われるということで、その前に「きたえーる」に寄って、昨日のスポーツ新聞をチェックしたついでにきたえーる内のテレビで観戦してました。30km過ぎから見てましたが、1人だけ飛び抜けてすごい選手がいるわけでなく、何人も2時間21分、22分で走ることができる選手が出場するということ自体、驚きです。ただし、世界記録が2時間17分台ということになれば、2時間20分台で満足するわけにもいかない時代であることも確か。選手も照準は2時間20分を切ることなんでしょうね。
優勝した野口選手が坂本選手とのデッドヒートの中、38km過ぎにスパートをかけたあとの顔は、思いはゴール、ただひとつというがむしゃらな表情で素敵でした。優勝インタビューで感激の涙を流しながら答えていたとき、私も感激して涙が出ました。こういう涙には私は弱いですね(^^;。
私もこういうレースを目の当たりにすると、今年のマラソンは2時間55分を達成できれば…と、思いを強くしてしまいました(^^;。ほんとに刺激になります。今週もマラソン練習しないと…。(2003.1.29提供)


コンサドーレ札幌の新ユニフォームがお披露目
今日、札幌ドームでコンサドーレ札幌2003キックオフイベントが行われました。ジョアン・カルロス新監督は入国検査の関係で、イベント参加に間に合わず欠席。それでも、2年振りに復帰した、2001年J1得点王・ウィル選手をはじめ、コンサドーレの選手全員(入国がまだのベット選手と、海外遠征のGK藤ヶ谷選手のみ欠席)がイベント参加していました。
イベントの最後にコンサドーレのホーム用新ユニフォームがお披露目されました。

昨年までは赤と黒の間に細い白い縞が入ってましたが、それが無くなり、中央にドーンと太い黒縞が入り、両サイドが赤という「赤黒」になりました。スポンサーロゴは胸の「白い恋人」はそのまま、袖の「JAL」が新しい「JAL」のマークになりました。背中はサッポロビール(この時点では新ロゴが未決定なため、つけられていなかった)、パンツの左下にJR北海道のロゴが入ります。白い縞のない方がサポーター的には「強いイメージ」が出てくるのかな、と思ったりします。
情勢的にはコンサドーレがJ2で2位以内に入るのはかなり厳しい状況ですけど、監督、選手、スタッフ、そしてサポーターが一丸となって、J1復帰の強い気持ちを持っていければ、できないことではないと思います。最後まであきらめることなく、私も応援していきたいと思います。「We Shall RETURN」(2003.1.29提供)


札幌ドームで「W杯メモリアルコーナー」開設中
札幌ドーム・北1ゲート横のカフェ「ファンズ・カフェ」内特設コーナーにて「W杯メモリアルコーナー」を開設しています。札幌ドームで試合を行った6カ国(ドイツ、サウジアラビア、イタリア、エクアドル、アルゼンチン、イングランド)の選手サイン、そしてイングランドのエリクソン監督が昨年6月7日に行われた対アルゼンチン戦での戦術を書いたホワイトボード(ベッカム選手の文字(右下写真・右、赤字)も展示しています。なお、このホワイトボードはテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」で「100万円」の評価を受けていました。いつまで展示なのか未定。カフェの利用がなくても、見学OKですので、ドームに寄った際、ぜひ立ち寄ってみてください。なお、選手サインでイタリアとイングランドはサインした選手はごく少数で、ベッカム選手のサインもありません。悪しからず(^^;。(2003.1.29提供)


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