2004年1月12日(月・祝)


ジャンプ・葛西選手、大倉山3連勝!
今日・1月12日は大倉山ジャンプ競技場でHBCカップジャンプが行われました。今回は日本初のKO方式による大会。そして、優勝賞金は国内大会では異例の「100万円」!いつもなら試技を行ったあと2本飛んで、2本飛んだ合計得点により争われますが、今回はいきなり「予選」を行い、上位16人が準々決勝のトーナメントに進出となります。


第46回HBCカップジャンプ大会・予選(2004.1.12・札幌大倉山)[敬称略]
順位 番号 選手名 所属 距離 得点
1 64 葛西紀明 土屋ホーム 135.5 145.4
2 58 東輝 日本空調サービス 135.5 144.9
3 66 船木和喜 フィットスキー 124.5 124.6
4 63 山田大起 北野建設 124.0 122.7
5 61 伊東大貴 下川商業高 122.0 119.1
6 53 西下和記 日本空調サービス 120.5 116.4
7 59 岡部孝信 雪印乳業 121.0 116.3
8 57 金子祐介 東京美装 120.5 114.9
9 54 吉岡和也 WSCシュピッツ 117.5 109.5
10 60 高野鉄平 土屋ホーム 118.0 109.4
11 39 上野真吾 NTT東日本北海道 117.0 108.6
12 62 宮平秀治 ミズノ 116.5 107.7
13 55 原田雅彦 雪印 116.5 107.2
14 56 湯本史寿 東京美装 116.0 106.8
15 50 一戸剛 アインズ 115.0 104.5
16 46 重松健太郎 東京美装 113.5 100.3

予選の上位3人は昨日のSTVカップでも表彰台に上がっていて順当。そのあとは原田選手、岡部選手、宮平選手などのベテラン勢、山田選手、伊東選手、西下選手などの若手勢が入り、準々決勝もベテランvs若手という対戦が続出。非常に楽しみです。なお、準々決勝の対戦が発表になる前、私はしっかり得点を集計していて、予選終了5分後にジャンプ応援仲間に対戦カードを「発表」してしまいました(^^)。
このトーナメントで対戦するとき、先に飛ぶのは必ず前回ジャンプしたときに得点の低い方(表の上の選手)。で、後に飛ぶ選手は対戦相手の結果を知った状態で飛ぶことができるため一見「有利」なようにもみえるものの、先に飛ぶ選手が大きなジャンプをすれば、後で飛ぶ選手はプレッシャーが強くなり、自分のジャンプができなくなることもあります。また、同点の場合は後に飛ぶ選手にアドバンテージがあるため、先に飛んだ選手が勝利ということになります。ただし、決勝で1位が同点のときのみ再対戦となります。
準々決勝では対戦8試合中7試合で後から飛んだ選手、つまり予選で上位だった選手が勝利。先に飛んだ選手で勝利したのは長野五輪団体金メダリストの岡部選手を破った高野選手だた1人。
準決勝では3試合連続で最初に飛んだ選手の勝利。特に高野選手と西下選手は昨日のSTVカップと今日の予選でともに3位以内に入っている東選手、船木選手を破っての勝利。先に大きなジャンプを飛んで、相手にプレッシャーを与え、東選手、船木選手ともベストのジャンプができずに敗退…まさしくKOルールの面白さが出た対戦となりました。しかし、葛西選手の場合、対戦相手が先に失敗ジャンプでプレッシャーをかけることができず、難なく2連勝で決勝進出。これは葛西選手の存在そのものが相手にプレッシャーをかけていて、その相手が自分のジャンプをすることができない…ということでしょうね。恐るべし、葛西選手!
そして、決勝。若手3人vs無敵の葛西選手という面白い対戦。3人飛んで、高野選手が129mとこの日のベストジャンプでトップに立ち、あとは土屋ホームの同僚・葛西選手のジャンプを残すのみ。葛西選手は4本すべて最後のジャンパーで飛び、いい向かい風に乗って、K点を大きく超え、バッケンレコードの141mに迫るところで着地。さすがに1足ランディングでしたが、テレマークを決める必要は全くなし。この時点で文句なしの優勝。大倉山3連戦で3連勝。100万円もGETしました!!!


第46回HBCカップジャンプ大会(2004.1.12・札幌大倉山)[敬称略]
準々決勝 準決勝 決勝
A1 12 宮平秀治 110.0 94.0  
伊東大貴 122.0 119.1
A2 13 原田雅彦 115.5 105.9  
山田大起 122.0 119.1
B1 10 高野鉄平 118.0 110.4
岡部孝信 114.0 103.2  
B2 15 一戸剛 116.0 106.3  
東輝 131.0 136.8
C1 11 上野真吾 115.0 101.0  
西下和記 116.5 107.2
C2 14 湯本史寿 113.5 100.8  
船木和善 119.5 114.8
D1 吉岡和也 121.5 117.7  
金子祐介 122.0 118.6
D2 16 重松健太郎 102.0 77.6  
葛西紀明 127.0 129.6
田大起 119.0 112.7
伊東大貴 112.0 98.1  
10 高野鉄平 128.5 132.3
東輝 126.0 126.8  
西下和記 127.0 129.1
船木和善 122.5 120.0  
金子祐介 112.0 98.1  
葛西紀明 134.5 144.6
山田大起 125.0 124.5
西下和記 123.0 120.9
10 高野鉄平 129.0 132.7
葛西紀明 140.5 148.9

表彰台で目録の優勝賞金「¥1,000,000」の看板を多くの観客が見守る前で高々と掲げる。2位・高野選手もうらやましそうに見てました(^^;。

賞金は2位20万円、3位と4位各10万円だったそうです。若手にとっては20万、10万でも「大金」でしょうね(^^)。

今日の大会は特殊なため、最長不倒賞はありませんでした。表彰式のあと、今日が成人式ということで、今年成人となった高野選手と桐生貴幸選手(写真左、東洋実業グループ)に札幌スキー連盟から記念品が贈呈されました。なお、今日の大会ですが、大学生がインカレが控えているため、全員欠場しています。

表彰式終了後、今日も葛西選手は残った観客全員に対して握手やサインをするファンサービスをしていました。この姿勢は素晴らしいです。

ほんとにこの大倉山3連戦は葛西選手のための大会でした。昨年も宮平選手が大倉山3連戦(HTBカップ、STVカップ、HBCカップ)3連勝を達成しています。そのときの宮平選手も3試合で2位との得点差の合計が120点以上!HBCカップでは2位・葛西選手と60点差以上の圧勝でしたが、今年の葛西選手は昨年の宮平選手以上に凄さを感じました。オーラがありますよね。それも昨年のノルディック世界選手権で3つのメダルを獲得した自信のせいでしょう。結果はもうついている、あとは先に突き進むのみ。そういうときの葛西選手はほんとに恐ろしいほどの力を発揮するでしょう。このあとの白馬、札幌でのワールドカップジャンプ3連戦で絶対、1度は優勝してくれるでしょう。いや、ここでも3連勝できます。その瞬間をぜひこの目でみたいですね(^^)。(2004.1.15提供)


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