2004年1月25日(日)


スキージャンプ・W杯札幌2戦、葛西選手が今季初表彰台の2位!
今日・1月25日はスキージャンプのワールドカップ(W杯)札幌大会、2連戦の第2戦。昨日は条件に恵まれず、日本選手の表彰台はならなかったので、今日こそぜひ日本選手の表彰台を見たいです(^^)。

この日は10:00から予選(試技ではない。出場63選手中、上位50人が本戦に出場。なお、W杯ポイント総合15位以内の14選手(1人だけ欠場。日本選手では葛西選手(土屋ホーム)が該当)は予選免除で自動的に本戦出場です)、11:00から1本目スタートです。円山公園バスターミナルから大倉山ジャンプ場行の直行バスは9時から運行ですが、昨日同様、今日も路線バス(ジェイアール北海道バス[西14]荒井山線・宮の森シャンツェ前行)で大倉山ジャンプ競技場入口まで行き、10分歩いて8:35・大倉山に到着。30分ほど大倉山ウィンタースポーツミュージアムで休憩したあと、9:10に観戦場の一番上、70m付近まで上る。この日は雲一つない快晴で、視界に入る山々はすべて見渡せる状態。こんな天気はそうそうありません。写真・下は暑寒別岳方面です。

予選の前にはテストジャンパー約十数人が2回飛ぶ。今日も原田雅彦選手(雪印乳業、ゼッケンは「O」(オー))がテストジャンパーとして飛んでました。
いよいよ10:00から予選。デジカメですが、連写機能でジャンパーの飛んでくるところを撮影。予選ということで、K点付近で声援しているノイズチームも選手3回コールしてましたが、こんないい天気の状態でワールドクラスの選手を撮影できる機会はそうそうないので、予選のみ声援はせず(^^;(気持ちは声援してましたよ(^^))。
14番ゲート(カンテから84mの地点)からのスタート。昨日はカンテ地点の速度が平均で時速88km台でしたが、このときは87km台と昨日より低速。風もほとんどない状況で、K点を超える選手はほとんどない中、東選手(日本空調サービス)は前半スタートで唯一K点超えの124mジャンプで悠々予選通過。
結局全選手中、K点超えは6人のみ。東選手は全体で4位タイの成績。本戦での活躍に期待。
で、撮影していて飛んでいるときのスタイルを比較すると、北欧のランク上位選手は頭の位置がスキーの先端よりかなり上。主流となっている「く」の字形と腰を丸めてより空気抵抗をうまく利用して遠くに距離を伸ばそうとするスタイル。葛西選手も「く」の字形のスタイルですが、アホネン選手よりは腰の曲がりは浅いです。東選手も昨シーズンまではの頭から足まで一直線という感じでしたが、今はちょっと「く」の字形となっています。前は明らかに力んで飛んでいるのが見て取れましたが、今はその力みもほとんどなく、自然体で飛んでます。


東輝選手

葛西紀明選手

J・アホネン選手


11時から1本目がスタート。日本選手は12選手中、西下選手(日本空調サービス)を除く11選手が1本目に進出。スタート地点は予選より50cmあがって15番ゲート(カンテから84.5m地点)。風はほんとにほとんど無く、実力がそのまま距離に出る、私にとっても日本選手にとっても願ってもない状況。
前半の日本選手はナンバー6・高野選手(土屋ホーム)がK点超えの121mと幸先よし。25番スタートの伊東選手(下川商業高)も122mとK点ジャンプ。29番スタートの東選手はK点を大きく超え、127.5mまで伸ばしてトップ。後半、W杯ポイント上位も向かい風がほとんど無い状況では130mを超える選手はゼロ。日本選手の最後、葛西選手はその中で125.5mまで伸ばして、東選手に続いて2位につける。
このまま東選手が1本目1位で折り返し…と思いきや、W杯ポイント2位のペテルセン選手(ノルウェー)はこのところ不調で試技も112.5mながら、ゆるやかな向かい風に乗って128mまで伸ばして東選手を抜いてトップ。2位東選手、3位葛西選手と今日は表彰台、優勝が見えてきました。東選手か葛西選手が優勝すればW杯ジャンプの最年長優勝となります。
2本目は12時からスタート。スタート地点は1本目よりさらに50cmあがって16番ゲート(カンテから85m地点)。1本目のときはときより吹くゆるやかな向かい風に乗ってK点超えジャンプの選手が多かったですが、2本目はほんとにずっと無風状態が続き、K点手前で失速するジャンプが続出。1本目15位・高野選手、14位・伊東選手は115mに届かず、ベスト10入りはならず。
1本目11位、昨日優勝のヨケルソイ選手のとき、ゆるやかながらいい向かい風が吹き、その風に乗って130mを初めて超える133.5mでトップに立つ。これで優勝争いは130mラインの攻防に。
残り3人となり、ヨケルソイ選手のポイントを上回る選手は出ず。いよいよ1本目・3位、葛西選手の登場。無風状態で127.5mまで伸ばすも、ヨケルソイ選手に1.9点及ばすの2位。しかし、これで日本選手の表彰台(3位以内)は決定!(あと2人で東選手のときに葛西選手を上回れば東選手のメダルが決定。東選手が葛西選手を下回れば葛西選手のメダルが決定…つまり、どちらかが必ずメダル獲得となる)
東選手に129mまで飛んでもらい、優勝…を期待したのですが、130mには遠く及ばず124.5mどまりで、この時点で4位とメダルならず。しかし、この瞬間、葛西選手の3位以内が決定!
1本目トップのペテルセン選手は129m以上で優勝決定の状況で、125m。ヨケルソイ選手が1本目11位からの大逆転優勝!そして、2日連続優勝となりました。葛西選手は優勝を逃したものの2位に入り、今シーズン日本選手初の表彰台です(^^)。東選手も2日連続のシングル順位、5位になりました。


FISワールドカップ・スキージャンプ2004 第19戦
(2004.1.25・札幌大倉山)[敬称略]
順位 番号 選手名 所属・国名 1本目 2本目 合計
得点
距離 得点 距離 得点
1 60 R・ヨケルソイ ノルウェー 122.5 120.5 11 133.5 142.8 1 263.3
2 52 葛西紀明 土屋ホーム 125.5 128.4 3 127.5 132.0 4 260.4
3 63 J・アホネン フィンランド 124.5 124.6 5 128.5 132.3 3 256.9
3 62 S・ペテルセン ノルウェー 128.0 131.4 1 125.0 125.5 6 256.9
7 29 東輝 日本空調サービス 127.5 130.5 2 124.5 124.5 5 256.1
17 6 高野鉄平 土屋ホーム 121.0 116.8 15 114.0 103.2 17 220.0
18 25 伊東大貴 下川商業高 122.0 118.1 14 111.5 98.7 21 216.8
27 31 船木和喜 フィットスキー 112.5 100.0 30 108.5 93.3 23 193.3
30 33 山田大起 北野建設 115.0 105.5 21 101.5 78.2 29 183.7
35 2 一戸剛 アインズ 110.0 95.5 35 - - - 95.5
38 30 宮平秀治 ミズノ 109.5 94.6 38 - - - 94.6
41 1 金子祐介 東京美装 107.0 36.6 41 - - - 36.6
49 3 吉岡和也 WSCシュピッツ 98.5 66.3 49 - - - 66.3
50 4 梅崎慶太 明治大 94.5 63.1 50 - - - 63.1
  −最長不倒
西下和記選手(日本空調サービス)は予選で50位以内に入れず、本戦出場ならず


(左から)
2位葛西選手、
1位ヨケルソイ選手、
3位ペテルセン選手、
3位アホネン選手

優勝したヨケルソイ選手は表彰式のあとも満面の笑み。それもそのはず、1本目11位からの大逆転優勝、札幌・大倉山では2連戦2連勝、昨年も大倉山で優勝1回と、通算W杯5勝のうち大倉山で3勝と絶好の相性の良さで、笑いが止まらないというところでしょうか(^^)。
また、2位・葛西選手は毎度のように表彰式終了後、大勢の観客に握手とサインをしてファンサービスをしてました。その姿勢はほんとに素晴らしい!
なお、2位の葛西選手は12000スイスフラン、日本円にして103万2000円と1月12日のHBCカップ優勝賞金・100万円とほぼ同額の賞金をGETしました。なお、5位・東選手の賞金は2000フラン、日本円にして17万2千円。2位とは86万円の差…東選手の気持ちは、昨日の大相撲、朝青龍−千代大海戦の懸賞金81万円(3万円×27本)で負けて手に出来なかった千代大海の気持ちと同じかも(^^;。


満面の笑みのヨケルソイ選手

大勢のファンと握手する葛西選手


試合終了後、持ち込んでいた携帯テレビで大阪国際女子マラソンを見ようとしたら、電波の感度が良くなく、音声はなんとか入るものの、映像はほとんど見られない状態。と、いうことで、先週に機種変更で入手したばかりのコンパクトフラッシュ型のPHSを利用して、テレビ放送している関西テレビのサイトで提供していたインターネットライブ中継を利用。約1分遅れの配信ながら、しっかりとテレビ中継の音声も入り、13時くらいから1時間40分ずっと見てました(^^;。おかげで、14時からのノルディック複合・試技はマラソン中継を見ていたため、見られませんでした(^^;。(2004.1.29提供)


ノルディック複合・W杯札幌初戦、高橋選手は15位
スキージャンプのW杯が終わったあと、15時からノルディック複合のW杯。大阪国際女子マラソンが終わり、15時前にK点付近に行く途中、大野精七博士顕彰碑を撮影する。

大野精七博士は 大正10年北海道北海道帝国大学に招かれてより今日まで60有余年 本道医学界の先達として 医療教育の充実ならびに医療の発展に多大の貢献をされました
一方 わが国スキー界草創以来の指導者として本道スキー界の発展に大きく寄与され 特に宮様スキー大会国際競技会の生みの親として また 昭和47年第11回冬季オリンピック札幌大会成功の推進力としてご活躍されました
ここに 博士ゆかりの大倉山ジャンプ競技場に顕彰碑を建立し そのご功績をたたえます

大野精七博士顕彰碑建立期成会


いよいよ1本目がスタート。ゲートは34番ゲート(カンテから89m地点)で、先ほどの純ジャンプW杯2本目より4mも上でのスタート。平均速度も時速92kmと純ジャンプのときより4km早いです。このスピードをもらえば、葛西選手や東選手なら150mくらい飛びそう(^^;。
4番スタートは15kmの距離で転倒が影響して、39選手中、トップと2分48秒遅れの36位の高橋大斗選手。得点もトップ(120点)とは42点マイナスの78点。ジャンプの距離にして35m差!表彰台に立つためには2本とも135mジャンプが必要と厳しい条件。ほとんど無風の条件で123.5mのK点ジャンプ。それでも、上位に食い込むには125m以上飛んでほしかった(^^;。
距離で15位と健闘の北村選手(東京美装)は1本目115.5mのジャンプ。本人も自分自身にとっての会心ジャンプということでガッツポーズ。
トップ争いは距離6位のラユネン選手(フィンランド)、距離トップのマンニネン選手(フィンランド)の一騎打ち。ジャンプ1本目終了時点でマンニネン選手がラユネン選手を0.2点上回り、トップを死守。2本目のジャンプ飛距離で上回った方が優勝(距離50cm伸びればで0.6点増で、ラユネン選手がマンニネン選手の距離を上回れば逆転)。
2本目は15:54からスタート。ゲートは1本目と同じ。もうすぐ日の入りということで、夕暮れの札幌都心部をデジカメ撮影する。夕方もJRタワー(写真上・中央やや右寄り、写真下・左端)やさっぽろテレビ塔(写真下・中央やや右寄り)方面から遠くに見える山々、大雪山連峰が一望できました。朝から夕方までほんと雲一つ無く、ずっと大倉山から視野に入る山々すべて見えていたなんて今まで20年以上ジャンプ観戦していますが、初めてですね(^^)。ジャンプ選手はさらに高い位置のスタート地点から札幌の街並み、そして遠くの山々を見て、気持ちよくジャンプができたと思います(^^)。

1本目終了時点で上位30選手のみが2本目進出。距離の得点とジャンプ1本目の合計得点の逆順でスタート。トップのマンニネン選手が最後にジャンプ。
1本目終了時で22位と順位を一気に16アップした高橋選手は129mまで伸ばし、順位の大幅アップ間違いなし!
1本目終了時12位とベスト10入りの期待がかかる北村選手は112mと失速。高橋選手のポイントを上回ることができず、初のベスト10入りを逃す。
トップ争い、まずは1本目終了時2位のラユネン選手は121.5mのK点ジャンプ。マンニネン選手が優勝するためにはラユネン選手が飛んだ121.5m以上が必要。そして、ラユネン選手とほとんど同じ位置に着地。記録はラユネン選手と同じ121.5m。1本目終了時の得点差0.2点そのままで、マンニネン選手が逃げ切り優勝!今季W杯4勝目、通算18勝と歴代3位・荻原健司選手の通算19勝にあと1勝となりました。


FISワールドカップ・ノルディック複合2004 第13戦
(2004.1.25・札幌白旗山/大倉山)[敬称略]
順位 選手名 所属・国名 距離 ジャンプ 合計
得点
時間 得点 得点
1 H・マンニネン フィンランド 23:45.1 120.0 1 122.5 121.5 124.8 6 244.8
2 S・ラユネン フィンランド 23:59.6 116.2 6 125.5 121.5 128.4 3 244.6
3 C・ビーラー オーストリア 24:57.1 101.7 18 125.0 124.5 131.4 2 233.1
15 高橋大斗 土屋ホーム 26:32.8 78.0 36 123.5 129.0 135.0 1 213.0
17 北村隆 東京美装 24:55.9 102.2 13 115.5 112.0 103.8 17 206.8
32 富井彦 サッポロNSC 25:39.3 91.5 28 100.5 - 36.6 34 128.1
38 畠山陽輔 秋田ゼロックス 26:49.8 73.7 38 93.0 - 27.6 37 101.3


(左から)
2位ラユネン選手、
1位マンニネン選手、
3位ビーラー選手

1位・マンニネン選手、2位・ラユネン選手(W杯通算20勝)は表彰慣れしていて、余裕の表情。3位・ビーラー選手(オーストリア)は今季初表彰台ということでニコニコと2人とは好対照。
朝から夕方までたっぷりとジャンプ観戦&応援を楽しみました。来年こそ、表彰台の真ん中に日本選手が立ってほしいものですね(^^)。(2004.1.29提供)


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