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●「郵趣」誌「検証・近年の日本切手発行政策」を読んで
東京旅行後、初めて札幌中央局私書箱あての郵便物を受け取り、その中にあった「郵趣」誌5月号をパラパラと見る。その中に椙山哲太郎さんの「検証・近年の日本切手発行政策」があり、興味深く拝見。1998年長野五輪から登場の10面組み合わせシートの乱発についての意見でした。
長野五輪切手は人気投票で1位になるなどカッコイイものだったが、20世紀デザイン切手を筆頭にシート買いを強要されるような発行形態。ほかの国でもそういう流れはあるものの、これだけ無秩序に発売されているところはない。「科学技術とアニメシリーズ」は8種類の切手を2シートにして発売という最悪な状況。日本郵政公社では郵便切手が文化的側面、社会的使命をどのような形で受け継いでいくのか、その決意はあるのか問いたい…という内容です。
組み合わせシートはもとより、今では記念・特殊切手の発行はふみの日50円切手と年賀切手を除けば、全部10面シートで、記念切手の20面シートは2000年(平成12年)9月22日発売、私立の女子高等教育の創始100周年記念切手まで遡らないとなりません。つまり、今時「シート買い」を意識したシート形態となっているわけです。しかし、切手収集している人はほんとに少なく、買う人の多くは使うためという現状では、一見凝ったようなシート余白も大半が捨てられ、ほんとに無駄な発行と言えますね。「科学技術とアニメシリーズ」、椙山さんはばかばかしいので買ってないとのこと。私は買ってますけど、シートでは保存してません。あくまで単片での収集ですね。
少なくとも、実際に買う側、使う側のことを考えての切手発行はしてないでしょう。それは鉄腕アトム切手を組み合わせた切手でも完売していない事実でもわかることです。買う側は目が肥えてますから、よほど気に入ったものでないと今では買ってくれないんですよね。それが郵政はわかってないんですよね。しょせん切手発行の担当は切手収集している方じゃないからでしょう。きっと。
あと、今の切手は少なくとも子どもが集めることを全く考えずに出してますね。全部を子ども受けするものを出せばいいということではなく、子どもの小遣いで買えるような切手を出してほしいということ。今の発行パターンなら、これから集めようという子どもなんて皆無ですよ。1999年8月以降、シリーズ切手はすべて10面組み合わせシートでの発行。10面組み合わせシートでないシリーズ切手(毎年恒例発売切手を除く)は1999年3月16日発行、わたしの愛唱歌シリーズ第9集を最後に姿を消してしまいました…。
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