2004年1月24日(土)


スキージャンプ・W杯札幌初戦、東選手の7位が最高
今日・1月24日はいよいよスキージャンプのワールドカップ(W杯)札幌大会、2連戦の初日。2週間前、葛西選手(土屋ホーム)が大倉山3連戦3連勝を達成したので、ぜひ「大倉山4連勝」をしてほしいところ。

この日は14:45から試技、16:00から1本目スタートのナイター開催。円山公園バスターミナルから大倉山ジャンプ場行の直行バスは14時から運行ですが、路線バス(ジェイアール北海道バス[西14]荒井山線・宮の森シャンツェ前行)で大倉山ジャンプ競技場入口まで行き、10分歩いて13:45・大倉山に到着。

試技がスタート。今日のテストジャンパーの中には原田雅彦選手もいました。特に放送アナウンスはありませんが、ジャンプファンが見れば、ジャンプの飛び方で原田選手とわかります(^^)。
試技では東選手(日本空調サービス)が130mを超えるジャンプで、好調の様子。
ゴールドゼッケン(今までのW杯ポイント総合トップ)のアホネン選手(フィンランド)は軽々と130mオーバーのジャンプ(写真・下)。恐るべし!(笹の葉のラインがちょうど130mライン)

いよいよ1本目が16時からスタート。雪はちらちら降るものの、いい向かい風が吹いたり、風が止んだりと条件が不安定な状況。
2番スタート、一戸選手(アインズ)のとき絶好の向かい風でしたがスタートさせず、いったんゲートから外させました。そして無風状態になったときにスタートさせて106m止まり。いい向かい風のときに飛ばせれば115m以上は飛んでいたでしょう…。
20番スタート、東選手はほぼ無風の中、K点を大きく超える124.5mのジャンプ!もちろん、この時点でトップ。
24番スタート、昨日9位の伊東選手(下川商業高)は向かい風に乗って127mの大ジャンプで、東選手を抜いてトップに。
30番スタート、宮平選手(ミズノ)のとき、ゆるやかな向かい風に乗って、K点オーバーの126mジャンプ。久々のビックジャンプでこの時点で2位。
このあといい向かい風をもらった外国人選手2人が128m以上のジャンプで、日本選手の記録を上回る。
51番スタート、葛西選手のときは向かい風ちょっとだけ吹く中、127mまで伸ばすも、この時点で3位どまり。
54番スタート、昨日のW杯白馬大会優勝のM・ハウタマキ選手(フィンランド)はいい向かい風をもらって、132.5mまで伸ばし、この時点のトップ(写真・下)。

60番スタートからW杯ポイント総合4位以内の選手の登場。強めの向かい風が吹くとてもいい条件で、130m以上のジャンプを連発。この条件で葛西選手や東選手にやらせてほしいもの…。
1本目ラスト、アホネン選手のとき、全くの無風。スタートに全く支障がない状態ながらスタートさせず、一度ゲートを外させる。1分くらい後にテストジャンパーを飛ばせて、再びスタートそのときには強めの向かい風と絶好な条件になり、この時点での最長不倒、135.5mと1本目トップ。これははっきり言ってフェアではない試合運営。アホネン選手が最初にスタート地点にいた条件は2番スタートの一戸選手の飛ばせた条件とほぼ同じ。ならば無風の状態で無条件に飛ばせるべきです。逆にアホネン選手がいい向かい風で飛ばせたなら、なぜ一戸選手が最初のときの条件で飛ばせなかったのか…。
日本側もしっかりといろんな選手のときの風向などをチェックして、試合運営がフェアかどうか見定めるべきです。そしてフェアでない場合は証拠を出して抗議すべきです。私は決して日本側に有利な条件でやってほしい、なんてアンフェアなことは言いません。ある程度は同じ条件になるような試合運営をしてほしい、というだけです。いい条件のときには日本選手は飛ばせず、欧州の選手は飛ばせる、逆に悪い条件のときには欧州の選手は飛ばさせず、日本選手は飛ばさせる…こんなのは「スポーツ」ではありません。きちっとした決まりというのは決めづらくても、最初に飛ばせたならばあとで同じ条件なら飛ばせる、最初に飛ばせてない条件ならあとでも飛ばせない、ということをしないといけません。ま、そういうアンフェアなことをさせないためにはシーズン序盤で上位に食い込み、ラストに近い状態で常にスタートすることが大切なのですが、このところの日本はシーズン序盤で上位に入らないんですよね…。そして、日本選手はスタート順番が最初か中盤となってしまい、アンフェアな試合運営をする「スキ」を与えてしまう…いかにシーズン当初にいい状態で臨むか…来シーズンはとにかくがむしゃらにスタートダッシュをして波に乗っていってほしいですね。
17時から2本目スタート。風の条件は1本目同様まちまちの状態。いい向かい風をもらう選手もいれば、無風状態で飛ばざるをえない選手もいる…これがいつもの大倉山です(^^;。
1本目12位の東選手のときは1本目同様、2本目もほぼ無風状態…。その中で123.5mまで伸ばすK点ジャンプ。とっても素晴らしいジャンプです。
1本目9位、日本人トップの葛西選手はK点ちょうどの120mにとどまり、上位進出ならず。ほぼ無風状態とはいえ、東選手が悪い条件で123.5mまで伸ばしているので、ちょっと失敗ジャンプだったかなぁ…残念。
優勝争いは上位が無風状態でもしっかりとK点超えジャンプをしていく中、1本目2位のR・ヨケルソイ選手(ノルウェー)が133.5mと2本目ではトップのジャンプでこの時点でトップに立ち、最後に飛ぶアホネン選手にプレッシャーをかける。
アホネン選手は131m以上で優勝という条件で、130mにとどかずの129m。ヨケルソイ選手に2.3点及ばずの2位で、ヨケルソイ選手が逆転で優勝!昨年も大倉山(初戦)で優勝しており、2年連続で大倉山Vとなりました。日本選手では東選手が7位、葛西選手が8位と2選手がシングル順位でした。


FISワールドカップ・スキージャンプ2004 第18戦
(2004.1.24・札幌大倉山)[敬称略]
順位 番号 選手名 所属・国名 1本目 2本目 合計
得点
距離 得点 距離 得点
1 60 R・ヨケルソイ ノルウェー 132.0 138.6 133.5 142.8 281.4
2 63 J・アホネン フィンランド 135.5 145.9 129.0 133.2 279.1
3 61 M・ヘルバルト オーストリア 130.5 136.9 126.5 128.7 265.6
7 20 東輝 日本空調サービス 124.5 123.1 123.5 122.8 245.9
8 51 葛西紀明 土屋ホーム 127.0 129.6 120.0 116.0 245.6
15 30 宮平秀治 ミズノ 126.0 126.8 111.0 98.3 225.1
18 24 伊東大貴 下川商業高 127.0 128.1 106.5 88.2 216.3
20 32 船木和喜 フィットスキー 116.5 107.7 114.5 104.1 211.8
36 5 西下和記 日本空調サービス 107.0 89.1 - - 89.1
40 2 一戸剛 アインズ 106.0 86.3 - - 86.3
43 34 山田大起 北野建設 101.0 76.8 - - 76.8
44 4 梅崎慶太 明治大 100.5 75.9 - - 75.9
49 6 高野鉄平 土屋ホーム 99.0 71.2 - - 71.2
51 3 吉岡和也 WSCシュピッツ 97.0 68.1 - - 68.1
53 1 金子祐介 東京美装 96.5 67.7 - - 67.7
  −最長不倒


(左から)
2位アホネン選手、
1位ヨケルソイ選手、
3位ヘルバルト選手

7位・東選手、8位・葛西選手には賞金1000スイスフラン、日本円にして86,000円(1スイスフラン=約86円(1月24日現在)をGETです。なお、昨日のW杯白馬大会で9位に入った伊東選手も1000スイスフランの賞金をGETしています。今大会の優勝賞金は2万スイスフラン、日本円にして172万円です。1月12日のHBCカップより高額です。ぜひ明日こそ日本選手にGETしてほしいですね(^^)。(2004.1.29提供)


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