| タイトル | 日付 |
| 年賀葉書の売れ残りはムダ?(第125回) | 2001.1.25 |
| 切手のガレージセール、3月に行ってきます(第124回) | 2001.1.14 |
| くじ番号鉛筆書き年賀葉書は大珍品?(第123回) | 2001.1.14 |
| 21世紀の幕開け(第122回) | 2001.1.1 |
年賀葉書の売れ残りはムダ?(第125回・2001年1月25日(木))
今日のSTVラジオのある番組で、平成13年用のお年玉つき年賀葉書が約1億200万枚売れ残った、という報道をしました。そして、STVアナウンサーであるパーソナリティが、売れ残りについての批判をしていました。
確かに、売れ残るのは、見込みが甘いという部分があると思いますけど、私に言わせれば、年末や年始でもいつでもどこでも年賀葉書を買うことができるようにすることを優先するなら、ある程度の売れ残りはやむを得ないと考えます。現に年明け、年賀状が届いてから年賀葉書を買い求める客はたくさんいました。もし、年賀葉書が売り切れていれば、「なんで多く発売しなかったんだ」という苦情が出ます。購入する側の希望をある程度答えるためには、売れ残りという「ムダ」を出すのは仕方ないことです。もし、これが民間でやっている行為なら、絶対に問題になることはないでしょう。もちろん、郵便事業は「独占事業」であり、ほかの企業が入る余地がないため、みんながより安い金額で利用するために、ムダなことをするのはマズイことですが。
私はお金的な問題って、そんなにないと思います。1億円のムダと言っても、ほとんどの人が利用しているものに対するサービスですので、1人当たりで考えれば、平均約33枚出している年賀状の売れ残りによる「ムダ」が1円以下なのは、「ムダ」のうちに入らないような気もします。それより、資源的な「ムダ」という部分もありますよね。もっと多くの人の関心事として、世論が盛り上がっていけばいいんでしょうけど、今は何かと「便利さ」重視です。もし、年賀葉書を少な目に発行して、すぐ完売となり、買いたくても買えない状況になれば、間違いなく「なんで少なく発売したのか。見込みが甘い。」というのがオチです。現に2年連続でインクジェット用葉書がすぐ売り切れたときは、「見込みが甘い」という言い方をいろんなメディアが報道しています。そういう報道の姿勢は、非常に納得がいかないです。見込みが甘いのは確かですが、インクジェット用のが不足したのは、昨年夏からパソコンやプリンタの価格低下により、パソコン購入が伸びて、より多くの人が年賀状をパソコン印刷にしたことが、大きな要因だと思います。それは夏の段階ではとても判断できる状況ではないと思います。ただし、ある程度印刷枚数の最終確定は幅を持たせて、発売直後の予約・販売状況で2億枚程度の増刷が可能にする必要はありますね。片や余ればムダだと言い、そして足りなければ見込みが甘いと言う。ほんと言う側は勝手ですね。
ところで、買いたい枚数と売る枚数が一致することなんて、まずあり得ません。特に年賀葉書というのは、日本国内のほとんどの人が購入するものですから、その購入枚数を正確に把握すること自体、無理と言っていいです。1人1人の状況って、突然身内が亡くなって、年賀状を出せる状況でなくなるかもしれないとか、リストラされて年賀状を買うお金なんてない、ということもあるわけです。全体的な状況は、不景気だから、企業も年賀状の予算を削減しているとか、一般の人も出す枚数を減らしているとか、って簡単に言えるけど、それがどういう数字になるのかは、細かいレベルの集大成なわけです。単純な話ですが、1人1枚買う枚数を減らせば、それが結果的に1億枚売れ残ったということなんですね。そういう単純な話には決してなりませんけど。
ちなみに、葉書の印刷コストは1枚約1円、売れ残った年賀葉書の枚数は1億200万枚ですので、約1億200万円の「ムダ」。そして、売れ残った葉書はリサイクルとして段ボールになるとのことですが、その費用が1枚当たり0.08円ですので、1億枚だと約800万円。単純に言えば、合計で1億1000万円の「ムダ」となってしまいます。とにかく、いつでも買えるようにする方を優先するなら、この1億1000万円は決して「ムダ」とは言わないと思います。トータルのコストに含まれる形になるはずです。
で、STVラジオでは「この(1億1000万円の)お金はどこから出ているかと言えば、我々の税金からです」とパーソナリティが言いました。これは明らかに誤りで、郵政事業は郵便、貯金、簡易保険の3事業とも郵政事業特別会計において事業別に独立採算で経理されており、「税金」は使われていません。郵便事業による収入から、葉書の印刷経費や葉書の処分費用(リサイクル)をまかなっているわけですので、「税金」では決してありません。ただし、どういう事業をしていても、経費は適正であるべきで、ムダなことはなるべく排除すべきです。
そして、コンビニがあらかじめ無地の葉書の裏面に絵を印刷し、いろんなパターンのを用意して、1枚当たり100円前後の値段で販売していましたが、札幌市内ではどこでも多くの葉書が売れ残っていました。こういう葉書も「ムダ」になっているわけです。売れ残ったものは、額面から手数料を差し引いた分を別の切手や葉書に交換しているわけで、その分の「損」を見込んで、初めから1枚100円程度の値段をつけているわけです。これでもちゃんと利益は出ているはずです。そして、葉書の用紙的には「ムダ」になっていますが、これは営利目的でそれだけ印刷して販売しようとしたけど、見込みが甘くて売れ残ったわけすから、誰からも批判されることはありません。印刷しすぎて用紙がムダになったのは問題だ、なんて言う人はいないでしょう。
年賀葉書の売れる枚数の見込みを正確に出すことはまず無理だと思うので、調査するなら、葉書用紙のムダを排除するため、ある程度発売枚数を抑える方がいいのか、ムダは出るけど、いつでも気軽に買える便利さを優先して、発売枚数は多めにする方がいいのか、の世論調査をした方がいいと思います。
私自身の話をすれば、葉書はめちゃくちゃ多めに買ってます。たくさんの年賀葉書が余っています。その葉書を懸賞用にたくさん使えば「有効利用」になるんですが、懸賞はあまり出さないので、結局、風景印押印用などとして普通の葉書に手数料を払って交換しています。ですから、ムダな用紙を買ってしまったことになるわけです。でも、どれだけ使うかその買ったときはわからないため、多めに買ったわけです。これこそ「見通しが甘い」んですけどね。
ま、葉書が売れ残って、その用紙がムダだ、というなら、懸賞は葉書での受付を全部廃止して、電話かインターネットでの受付のみにすれば劇的に、用紙のムダは省けます。でも、そう単純には行かないでしょう。
今回のラジオ報道で感じたのは、「ムダだ」とは簡単に言えるけど、どういう方向に進めばいいのか、という話を出さなければ、意味がないなということ、そして違った内容の報道をしてしまい、ほとんどのリスナーがその事情を知らないため、誤った内容のまま伝わってしまうことは恐ろしいな、ということですね。
| 参考 過去5年の年賀葉書発行・発売枚数 |
| 発売年 | 発行枚数 | 販売枚数 | 売れ残り枚数 |
| 1996 | 40億8742万 | 40億8373万 | 369万 |
| 1997 | 41億7680万 | 41億7193万 | 487万 |
| 1999 | 42億3500万 | 41億9500万 | 4000万 |
| 1999 | 42億5000万 | 41億6800万 | 8200万 |
| 2000 | 42億2500万 | 41億2300万 | 1億0200万 |
| ※2000年の販売枚数、売れ残り枚数はSTVラジオ報道による |
(2001.1.25提供)
切手のガレージセール、3月に行ってきます(第124回・2001年1月14日(日))
2001年1月6日からスタートした、「切手のガレージセール」。「切手の博物館」で毎月開催されていますが、大盛況だったようです。
2月は2月18日(日)10:30〜17:00(17日(土)にもプチ開催(13:00〜17:00))に行われます。「出展したい」「行ってみたい」「ガレージセールの様子はどうなの?」「ガレージセールって何なの?」という方、ガレージセールの幹事されている久野徹さんのホームページをご覧ください。
切手のガレージセール 久野徹さん
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/fd5/shishamo/garage1.htm
私も3月4日(日)の「切手のガレージセール」に行ってきます。その様子については、この場で紹介したします。
(2001.1.14提供)
くじ番号鉛筆書き年賀葉書は大珍品?(第123回・2001年1月14日(日))
1月11日のニュースで、年賀葉書のくじ番号が鉛筆書きされた葉書が出回るという話が出ました。
郵趣ニュース/くじ番号が鉛筆書きの年賀葉書、札幌や函館で出回る
郵政事業庁が報道発表したということで、各社がこぞっていろんな形で報道していますが、スポーツニッポンでは、「切手評論家」の平岩道夫氏(スポニチの本社版では今でも切手のコラムで執筆しているのでしょうか?北海道版は載っていないもので)が『1871年に日本の近代郵便制度が始まって以来の“大珍品”』と表現しています。確かにすごく字が汚い数字が鉛筆で書かれていることは『大珍品』に値するかもしれませんが、最近ならむしろ印字式切手で10円切手が登場したことの方が珍品に値するかもしれません。出てはいけないものが出たんですから。
加筆されたケースといえば、1875(明治8)年に発行された普通切手の15銭「セキレイ」鳥切手の「書き“十”」(オークションに出れば、未使用、使用済を問わず間違いなく数百万円の値が付くでしょう)がよっぽど大珍品でしょう。
このようなエラーが出現した背景として、技術進歩がものすごく進んだ中で、結局は人間のチェックミスによって「エラー」が出現した、現状が郵趣の世界でも出てきたということです。
なお、スポニチの記事の中には、日本郵趣協会に取材した内容も掲載されていて、懸賞番号の印刷漏れ年賀葉書が何回かあり、1枚3〜5千円の値が付き、「手書き番号の葉書は前例がない」、とありました。
(2000.1.14提供)
あけましておめでとうございます。
いよいよ2001年、そして21世紀がスタートしました。今年もよろしくお願いいたします。
さて、私の世紀超えの瞬間は札幌都心部にいました。
21時過ぎ、札幌駅に行き、北海道庁方面に向かい、赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)に行きました。今回のイベントのため、特別に赤れんが庁舎がライトアップされました。
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あと、北海道庁内局の臨時出張所小型印などを記念押印しました。
札幌市も「カウントダウンSAPPORO2001」を大通公園、市役所、そして札幌時計台の3会場で行われ、札幌時計台もライトアップされました。
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23時過ぎには円山公園駅限定発売の初詣記念共通ウィズユーカードを購入してきました。私の友人が2時間前、電話で共通ウィズユーカードを買いに行く、と電話で話していたので、駅の改札前で待ってくれてました。
友人といっしょに、大通公園のカウントダウンに立ち会いました。23時58分までは、さっぽろテレビ塔の時刻表示は通常通りでしたが、23:59からは、周りのイルミネーションなどの明かりが消され、21世紀幕開けのカウントダウン表示になりました。「01」の次に「0:00」表示となり、イルミネーションが再点灯されました。
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0:15頃、赤れんが庁舎の方に戻り、記念押印してきました。無集配特定局の和文印「0−8」表示は非常に珍しいですよね。

カウントダウンのカバーも完成しました。(カシェは、JR駅などにあったパンフレットをスキャンして、封筒に印刷したものです)

そのあと、札幌中央局のゆうゆう窓口で、和文印、欧文印、風景印(いつもは置いてないけど、今日は特別に置いているとのこと)を記念押印しました。あと、証紙発行機で料金証紙を出しました。「01.01.01」と「01」が3つ並びます。と、いうことは、国内郵便用の証紙も国際郵便用の証紙も日付の表示が同じになってしまいます。(国内郵便用は「年.月.日」、国際郵便用は「日.月.年」の順)


1時ちょうど、札幌発岩見沢行の臨時列車(リゾート列車「クリスタルエクスプレス」にて運行)に乗り、帰宅。そして家から徒歩2分のところにある信濃神社で初詣をし、今年の健康を祈願しました。
以上、世紀超えの私の様子でした。
(おまけ)STVラジオで、北海道の元日に集配局が配達する年賀状の通数の上位5局を紹介していました。
| 順位 | 局名 | 〒 | 配達エリア |
| 1位 | 厚別 | 004−8799 | 札幌市厚別区・清田区 |
| 2位 | 豊平 | 062−8799 | 札幌市豊平区 |
| 3位 | 札幌白石 | 003−8799 | 札幌市白石区 |
| 4位 | 山鼻 | 064−8799 | 札幌市中央区の一部 |
| 5位 | 旭川中央 | 070−8799 | 旭川市の一部 |
厚別局は今年も北海道で1位(約700万通)。全国でも6位(1位は浦和中央とか)だそうです。その中に私の年賀状も0.002パーセントくらい含まれてますね(^^;。
(2001.1.1提供)
訂正:上記の北海道の元日に集配局が配達する年賀状の通数の上位5局の2位は
| 順位 | 局名 | 〒 | 配達エリア |
| 2位 | 札幌西 | 063−8799 | 札幌市西区 |
でした。3位豊平局、4位札幌白石局、5位山鼻局に訂正いたします。
(2001.1.14提供)
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